【2022年】看護師の給与は〇〇万円!看護師が給与を上げる方法を紹介します。

 

「今の職場の給与に不満があります。他の看護師はどれくらいもらっているのでしょうか?」

 

本記事はそんな声にお応えします。

 

世間から給与が高いというイメージを持たれている看護師。

 

実際の給与はどのようなモノなのでしょうか?

 

今回は、看護師の給与が知りたい方や、看護師だけど給与に不満がある方に向けて、看護師の給与を公開していきます。

 

この記事を読むことで、今の自分の給与を客観的にみることができますよ。

 

看護師の平均年収は491万円

 

看護師の平均年収は491万8300円になっています。

 

※月収:33万8400円/賞与:85万7500円

参照:令和2年賃金構造基本統計調査

 

上記は額面上の金額です。

 

社会保障や、税金を差し引くと看護師の平均月収は25万円~28万円、年収は400万円前後になりますよ。

 

では、もう少し詳しく給与について見ていきましょう。

 

夜勤手当の平均は5万6430円

 

夜勤手当は看護師の給与の大半を占める重要な手当です。

 

詳しく見てみましょう。

 

夜勤手当の平均は下記です。

 

勤務形態 夜勤手当/1回
三交代制:準夜勤の手当額 4,154円
三交代制:深夜勤の手当額 5,122円
二交代制:夜勤の手当額 11,286円

 

参照: 2020年病院看護実態調査(日本看護協会)

 

三交替の月での平均回数は7.7回となっています。

参照:日本看護協会2020年病院看護実態調査

 

準夜4回、深夜勤4回だとして3万7104円となっていますよ。

 

また、二交替の月での平均回数は4.7回となっています。

参照:日本看護協会2020年病院看護実態調査

 

5回だとして、5万6430円。

 

年間で67万7160円となっています。

 

看護師の平均年収が491万円ということを考えると、夜勤がどれだけ大事な手当かが分かりますよね。

 

看護師の平均ボーナスは85万7500円

 

もうひとつ重要なのがボーナスです。

 

平均のボーナス額は85万7500円となっています。

 

なお、ボーナスの額は年齢によって大きく異なりますよ。

参照:令和2年賃金構造基本統計調査

 

上記は年齢別のボーナス額の推移です。

 

50代がピークで、額面で年100万円を超えています。

 

逆に、20~24歳では50万円を下回っていますよ。

 

とはいえ、20代後半から30代にかけて80万円を超えています。

 

看護師の平均年収491万円の多くを占める額となっていますよ。

 

年齢・性別ごとの給与の違い

 

年齢の話が出ましたが、これは給与を決める重要な要素です。

 

また、男性看護師が増えている近年。

 

性差による給与格差はあるのでしょうか?

 

年齢別、性別の給与についてもみていきましょう。

参照:令和2年賃金構造基本統計調査

 

全ての年齢において男性の収入がわずかに多いという結果が出ました。

 

とはいえ、大きく差はなく、給与においては男女による性差は少ないと言えますね。

 

看護師と他職種との比較

 

看護師の給料をみるだけでは客観的に、良し悪しを判断することができませんよね。

 

では、他の職種との比較をみていきましょう。

 

「医療・福祉職」全体は下記です。

医療系の職種では上位に位置しています。

 

夜勤手当がある看護師は比較的に稼ぎやすい職業だといえますね。

 

日本のサラリーマンの平均年収は445万3314円

 

また、職業全体とも比較してみましょう。

 

全体の職業の平均年収は445万3314円となっていますよ

 

看護師の平均年収の方が50万円多いという結果になっています。

 

なお、平均年収は富裕層と、貧困層の平均の金額。

 

実際の平均値は「中央値」で測ることができます。

 

平均値は396万7314円になっていますよ。

 

看護師の平均年収の方が100万円近く高いという結果になっていますね。

 

看護師がどれだけ稼げるかというのがよく分かりますよね。

 

参照:令和2年賃金構造基本統計調査

 

看護師が給与を上げる3つの方法

 

とはいえ下記のように

 

「仕事の厳しさに比べて給与がつり合っていない」

 

「給料が低い、、、」

 

と考える看護師がいるのも事実です。

 

どうすれば給与を上げることができるのでしょうか。

 

  • 管理職になる
  • 資格を取得する
  • 転職する

 

管理職になる

 

シンプルですが有効なのが管理職になるという選択肢です。

 

2012年病院勤務の看護職に関する調査によると、看護師長になることで、年収ベースで60万円近く給与を伸ばすことができるというデータがあります。

参照:2012年病院勤務の看護職に関する調査 報告書

 

なお、賞与額は一般の看護職で計算しているのでさらに年収は上がることが予想されます。

 

資格を取得する

 

また、資格を取得して専門的に働くのもひとつの手ですね。

 

下記は病院ごとに、認定看護師、専門看護師の資格手当の有無、平均の手当額を算出したデータです。

参照:2012年病院勤務の看護職に関する調査 報告書

 

ここ数年で、認定看護師、専門看護師は世間からの認知度も上がっています。

 

手当てが出る病院も多くなっていますよ。

 

とはいえ、平均の手当額は少額です。

 

やりがいや、専門性を重要視している場合に取得を考えるといいですね。

 

転職する

 

給与を上げる際に最も有効なのがこの方法です。

 

転職の参考までに、規模や、地域ごとの給与の違いをみてみましょう。

給与が多い地域と、少ない地域で15万円ほど差があることが分かります。

 

病院の規模によっても差があります。

参照:2020年病院看護実態調査(日本看護協会)

 

99床以下と、500床以上の病院では1万円の差があることが分かりますよね。

 

また、運営主体によっても給与に差が出ていることが分かります。

参照:2020年病院看護実態調査(日本看護協会)

 

個人病院と、厚生連では4万円の差がありますよね。

 

転職の際にはこうした、地域、病院規模や、運営主体にも目を向けてみましょう。

 

転職が不安なら転職エージェントを利用しよう

 

とはいえ、ひとりで、いい病院を見つけて就業するのってハードルが高いですよね。

 

わたしがおすすめするのは、転職エージェントを利用することです。

 

転職エージェントとは下記が無料で受けられるサービスのことです。

 

  • ニーズに合わせた求人の紹介
  • 企業の情報提供
  • 面接対策・面接の日程調整
  • 応募書類のアドバイス
  • 企業との条件交渉
  • 就職後のフォロー・トラブルの仲介

 

給与がいい病院の情報も持っていますので、転職で困ったら相談してみましょう。

 

おすすめの転職エージェントや、その仕組みなどは別記事を用意していますので、そちらを参考にしてください。

 

参考記事:他記事リンク

 

まとめ

 

今回は看護師の給与について解説しました。

 

他業種に比べても給与が高い傾向ですが、仕事の過酷さから「割に合わない」ともよく言われている職種です。

 

とはいえ、コロナでの人材不足や社会的ニーズも高まっています。

 

今後、看護師の給与や、労働環境の改善に期待ですね。

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