「残業が当たり前、定時の概念なんて無くなった」

「休みの日は寝て終わる」

そんなブラック病院に勤めていませんか?

看護師は過酷な現場で働くことが当たり前になってしまい自分がブラック病院で働いていることが分からなくなっている方も多いです。

そこで今回は、今すぐ転職した方が良いブラック病院の特徴と、ブラック病院は今すぐ辞めるべき理由を解説していきます。

辛い看護学校生活を乗り越えせっかく看護師になったのにブラック病院で体も心も壊してしまうともったいないです。

ブラック病院の特徴を把握し、体と心が壊れる前にブラック病院から逃げましょう。

今すぐ転職した方が良いブラック病院の特徴を5つ解説

今すぐ転職した方が良いブラック病院の特徴をまとめました。

●求人票とは異なる労働実態

●サービス残業が当たり前

●長時間の残業が当たり前

●看護師の離職率が高い

●パワハラが当たり前

ここからは、ブラック病院の特徴を5つ解説していきます。

求人票とは異なる労働実態

求人票とは異なる労働実態がある病院は、ブラック病院である可能性が高いです。

たとえば、

●求人票には「休憩1時間」と記載されているのに休憩時間が取れない

●「残業はほとんどなし」と記載されていたのに残業ばかり

●求人票の記載よりも給料が少ない

などなど

上記のようなブラック病院は案外多いです。

「患者さんのためだから」と求人票と違う労働状態に甘んじている看護師も多いですが求人票と労働実態が違うのはおかしいです。

また、虚偽の情報を求人票にのせると「職業安定法第65条第8号」で罰則が設けられており法律違反です。

求人票と実際の労働状況がかけ離れている場合は早期に転職を考えることをおすすめします。

サービス残業が当たり前

サービス残業が当たり前の病院はブラック病院です。

なぜなら、労働基準法において雇用主は労働者に対し残業時は割増賃金を支払う義務があると明記されており、残業代を支払わないこと=法律違反となるからです。

実際に、サービス残業未払いで「6か月以下の懲役または30万円以下の罰金」を支払わされる事例も発生しています。

病院独自のハウスルールで「新人は残業代をつけてはならない」、「1時間以内の残業は残業代をつけてはダメ」という決まりを守っている新人看護師や気弱な看護師が多い現状があります。

サービス残業は、違法に労働力を搾取する犯罪です。

サービス残業が当たり前の病院はブラック病院であることが確かなので速やかに労働基準監督署に報告するか、転職を考えることをおすすめします。

長時間の残業が当たり前

「緊急入院」や「急変」で長時間の残業を強いられる病院は多いです。

しかし、いくら患者さんのためでも長時間の残業が当たり前という病院はブラック病院です。

特に残業代が80時間超えの病院は、過労死ラインを超えている可能性が高くブラック病院である可能性が極めて高いです。

人は過労死ラインを超えて労働すると、脳梗塞やク膜下出血などの脳血管疾患リスク、心筋梗塞リスク、うつ病のリスクが増大し健康被害が出現すると言われています。

看護師は患者さんの命を支える大事な仕事ではありますが、自分が病気になってまで働く必要はありません。

「月に80時間以上の残業をしている」、「寝つきが悪くなった」、「精神的に辛い」と感じる方は早期に転職を考えることをおすすめします

看護師の離職率が高い

日本看護協会が発表した「2020年 病院看護実態調査」の結果によると

●正規雇用看護師離職率→11.5%
 10人に1人看護師がやめるのが一般的

●新卒採用者離職率→8.6%   
 新人看護師は12人に1人のやめるのが一般的

となっています。

つまり、上記のデータよりも辞める看護師の数が多い病院はブラック病院の可能性が高いと言えます。

たとえば、40人の看護師がいる病院で毎年4人以上退職する、新人が12人に1人以上退職する病院は一般的な病院よりも離職率が高いと考えられます。

看護師の離職率が高いということは、以下のような病院である可能性が高いです。

●人間関係が悪い

●残業が多い

●激務

離職率が高い、みんなが辞めたくなるような病院で1人だけ頑張り続ける意味はあまり無いのでなないかと思います。

「どんどん人が辞めていくな」という離職率が高い病院で働いてるなら転職を考えてみるのもありなのではないでしょうか?

パワハラが当たり前

病院によっては、年配の看護師が新人看護師を過度に叱責する、いじめる、残業代をつけさせないなどのパワハラが横行している場合があります。

パワハラに悩み、適応障害やうつ病になり働けなくなる看護師も少なくありません。

「パワハラが多い先輩ばかり」、「師長にいじめられている」と感じる病院で勤務している場合は部署変更、転職を検討してみることをおすすめします。

ブラック病院は今すぐ辞めるべき理由

「ブラック病院で働いてるけど、辞めるのは怖い」

という看護師も多いのではないでしょうか。

そこで、ブラック病院は、今すぐ辞めるべき理由をまとめました。

●心が病んでしまう

●身体を壊してしまう

●自分もパワハラをするような看護師になってしまう

●看護師が嫌になってしまう

●勉強どころではなくなりスキルアップできなくなる

ここからは、ブラック病院を今すぐ辞めるべき理由を解説していきます。

心が病んでしまう

ブラック病院を今すぐ辞めるべき理由としては、心が病んでしまうことが挙げられます。

長時間労働で休めなかったり、パワハラしてくる先輩にいじめられているうちに「適応障害になった」、「うつ病になった」という看護師は少なくありません。

適応障害やうつ病になると、今までできていたことが当たり前になり働けなくなったり自分を責めすぎて自殺を考えてしまうようなことも起こり得ます。

せっかく辛い看護学校を卒業し看護師免許を取得したのに心を病んで働けなくなってしまうなんてもったいないです。

看護師は経験年数が短くても転職先はいくらでもあります。

「精神的に辛い」、「仕事終わりは毎日泣いている」看護師は早めに転職することをおすすめします。

身体を壊してしまう

ブラック病院で長時間労働をし続けたり、睡眠を取れない状況が続くと脳梗塞や心筋梗塞など体を壊すリスクが高まります。

また、死に至るほどの病にはならなくても体位交換や移乗のし過ぎで腰痛持ちになったり、膝を痛める看護師は少なくありません。

「長時間労働をさせられる」、「体のあちこちが痛くなる」状況であれば身体的にも安楽に過ごせる場所に転職してみるのもありなのではないでしょうか?

自分もパワハラをするような看護師になってしまう

パワハラを受け絶えて絶えて、看護師経験を重ねると自分もパワハラをするような看護師になってしまう可能性があります。

「自分が先輩に怒られるのが当たり前だったから」

「毎日課題を出されるのが当たり前だったから」

という理由で自分が「絶対になりたくない」と思っていたはずのパワハラ看護師になってしまう看護師も少なくありません。

穏やかで優しい看護師であり続けたいのであれば、パワハラが横行するブラック病院はやめてしまうことをおすすめします。

看護師が嫌になってしまう

人の命を助け支える看護師にあこがれて看護師になったのにブラック病院で働くうちに看護師が嫌になってしまう方は多くいます。

せっかく時間とお金をかけて取得した看護師を嫌になってしまうなんてもったいないです。

「自分らしく働けない」、「看護師が嫌になった」

という場合は早めに転職を考えることをおすすめします。

勉強どころではなくなりスキルアップできなくなる

看護師になりたての頃は、「専門看護師になりたい」、「認定看護師になりたい」という憧れをもって「スキルアップしたい」という気持ちがあったはずなのに日々忙しい業務に追われ「スキルアップなんて考えられなくなった」という看護師も多いのではないでしょうか?

忙しいと「今」ばかりに着目しスキルアップについて考えられなくなる看護師は多いです。

これから、「看護師として専門性を身に着けていきたい」」、「勉強したいことがたくさんある」という方は業務で疲弊するのではなく勉強時間を確保できる場所へ転職してみるのも1つの手なのではないでしょうか?

まとめ 心と体が壊れる前に転職しよう

●ブラック病院の特徴は、「求人票とは異なる労働実態」、「サービス残業が当たり前」、「長時間残業が当たり前」、「看護師の離職率が高い」、「パワハラが当たり前」な病院。

●ブラック病院は今すぐ辞めるべき理由としては、「心が病んでしまう」、「身体を壊してしまう」、「自分もパワハラするようになってしまう」、「看護師が嫌になってしまう」、「勉強どころではなくなってしまう」

今回は、今すぐ転職した方が良いブラック病院の特徴と、ブラック病院は今すぐ辞めるべき理由について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

ブラック病院はあなたを壊します。

ブラック病院で働いているなら心と体が壊れる前に転職することをおすすめします。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

おすすめの記事