「転職で失敗したくない」
「看護師が転職で失敗しやすいポイントを知っておきたい」

とお考えの看護師は多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では看護師が転職で失敗しやすいポイントと対処法について解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

看護師が転職で失敗しやすいポイント

看護師が転職で失敗しやすいポイントをまとめました。

●年収が下がった

●人間関係が悪い職場に転職してしまった

●残業が多かった

●急性期から慢性期に転職し物足りなくなった

●求人内容と仕事内容が違う

ここからは、看護師が転職で失敗しやすいポイントと対処法について詳しく解説していきます。

年収が下がった

転職したら「年収が下がってショックだった」と後悔している看護師は多いです。

年収が下がる理由としては以下のような理由が多いです。

●ボーナスが減った

ボーナスは勤続年数も加味してつけられることが多く、また入職して初期のころはボーナスをもらえません。

そのため、もらえるボーナスが減り結果的に年収が減るケースは多いです。

●夜勤回数が減った

基本給、夜勤手当共に高くても夜勤に入れる回数が減り年収が下がるケースは多いです。

「夜勤にどんどん入って稼ぎたい」と考えている方は、夜勤に月何回程度入れるかも確認して転職することをおすすめします。

「年収が下がった」と後悔しないための対処法

「年収が下がった」と後悔しないためには、転職前にボーナス、月収、各種手当のリサーチ、夜勤の平均回数の確認を行っておくこと、転職先へ条件交渉を行っておくことが大切です。

看護師は、夜勤や残業が給料の大部分を占めることもあり、「残業も減り夜勤も減り、体は楽になったけど金銭的にきつくなった」ということも少なくありません。

転職サイトに登録し、担当者に病院の内部情報をリサーチしてもらう口コミサイトで転職先の情報を調べるなどし、徹底的なリサーチを行いましょう。

また、自分の価値を低くせず毅然とした態度で条件交渉を行い転職活動を行うことが大切となります。

「1人で条件交渉までするのは難しい」と考える場合は、転職サイトに登録し担当者に条件交渉を行ってもらうのも1つの手と言えます。

人間関係が悪い職場に転職してしまった

条件の良さに惹かれ転職したら「人間関係が悪かった」、「新しいスタッフはいじめの標的になる雰囲気があり辛い」という状況に追い込まれる看護師は多いです。

ヒドイ場合は、適応障害やうつになる看護師もいるので人間関係の悪い職場には十分な注意が必要となります。

「人間関係が悪い職場に転職してしまった」と後悔しないための対処法

「人間関係が悪い職場に転職してしまった」を避けるには、1度病院見学に行っておくこと、口コミで人間関係について調査しておくことが大切です。

病院見学に行くと働く病院の、看護師の雰囲気や同期同士のコミュニケーション、先輩が後輩にどのように指導しているのかを垣間見ることができます。

また、口コミでは働く看護師の率直な意見を聞くことができます。

「人間関係で後悔したくない」と考えるなら病院見学へは必ず行き、口コミ調査も忘れずに行いましょう。

転職サイトを利用すると担当者が求人先の人間関係を把握していることも多いので、転職サイトを利用し転職先の人間関係について調べておくのもおすすめです。

残業が多かった

求人情報には、「残業少なめ」と書いてあったのに実際に働いてみると「残業だらけ」という職場は案外多く存在します。

残業が多い理由としては、

●コロナによる業務量増加

●緊急入院、急変の多さ

●患者の家族対応

が考えられ病棟勤務は「残業少なめ」と記載があっても残業が多い傾向にあります。

「残業が多かった」と後悔しないための方法

「残業が多かった」と後悔しないためには、残業が少ない職場を選び転職することが重要です。

看護師の残業が少ない職場の特徴としては、以下のような勤務先がおすすめです。

●検診センター

●クリニック

●デイサービス

●老人保健施設

上記のような職場は、急変や緊急入院など突然業務が増える事態に陥りにくく残業が増えることはほとんどありません。

「残業が多すぎる」と後悔しないために初めから残業が生じにくい職場を選んでみるのがおすすめです。

急性期から急性期以外の場所へ転職し物足りなくなった

日々残業や夜勤と忙しい急性期を逃れたくて、慢性期や回復期など急性期以外の勤務先へ転職したのに「なんだか物足りない」と悩む看護師は一定数存在します。

急性期は、日々忙しいですし命の危険もありますが回復のスピードも速く、実践した看護の結果がダイレクトに分かるという魅力があります。

一方で慢性期や回復期では看護を実践した結果が分かりにくく「やりがいを感じない」、「物足りない」と感じる看護師も多いです。

「急性期から急性期以外の場所へ転職し物足りなくなった」際の対処法は?

急性期から急性期以外へ転職し物足りなくならないためには、転職の理由を明確にして転職活動を行うことが大切です。

「もう5年目だし…」、「同期がみんな転職したから」と軽い気持ちで転職する看護師も多いですが、軽い気持ちで転職すると後で後悔してしまう場面も多くあります。

転職活動を行う前には本当に「今、働いている病院を辞めても良いのか?」、「自分は看護師として何にやりがいを感じていたのか?」を考えてから転職活動することをおすすめします。

また、「病棟での残業や夜勤が辛い…」と感じ転職を考えているのであれば比較的残業が少ないICUやNICUなど最新の看護を実践し働けかつ残業が少ない場へ転職を考えるのもありです。

「転職して物足りない」と後悔しないためにも転職する理由と自分が何にやりがいを感じて働いているのかは明確にしておくことをおすすめします。

求人内容と仕事内容が違う

入職してみると「求人内容と仕事内容が違う」という求人は存在します。

たとえば、求人には「夜勤回数4回程度」と記載されていたのに入職すると「夜勤を7回入れられた」ケースや、「オンコールなし」と記載に惹かれ応募した訪問看護ステーションで「オンコールを入れられた」という事例は多くあります。

看護師は、求人広告を見て求人に応募するので求人広告の内容がそのまま労働契約書の内容になると思いがちですが実際は面接して個人の経験年数など様々な条件が加味され労働契約書が作成されるため求人広告の内容とは異なる雇用実態に陥ることは少なくありません。

「求人内容と仕事内容が違う」への対処法は?

「求人内容と仕事内容が違う」と後悔しないためには雇用契約書、労働条件通知書をくまなく読み込むことが大切です。

雇用契約書、労働条件通知書に嘘を記載すると、「職業安定法第65条第8号」により罰則が課せられるので嘘が記載されていることはほとんどありません。

しかし、実際に働いてみて雇用契約書と違う条件で雇用された場合は師長や看護部長、その他人事課などに相談してみると改善されることがありますので困ったら相談することが大切です。

転職サイトを利用し専属の担当者をつけて転職した場合は、転職サイトの担当者が間に入って相談を受けてくれることも多いです。

そのため、転職サイトを利用した場合は転職サイトの担当者へ連絡し対応してもらうのもありでしょう。

労働問題で困った際は以下の公的機関で無料で相談にのってもらうことも可能です。

●労働監督基準署

●労働相談ホットライン

●法テラス

困ったら上記で相談してみるのもおすすめです。

まとめ

●今回は、看護師が転職で失敗しやすいポイントとしては、「年収」、「人間関係」、「残業」、「物足りない」、「求人内容と仕事内容が違う」が挙げられる。

●転職で失敗しないためには事前に「求人票を読み込む」、「口コミを調査しておく」、「残業や夜勤の実態については確認しておく」、「自分が転職する理由を明確にしておく」、「雇用条件は徹底的に読み込む」ことが大切。

今回は、看護師が転職で失敗しやすいポイントと対処法について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

転職は良い面ばかり注目を集めがちですが、転職で失敗することもあります。

転職の際は、失敗しやすいポイントと対処法を理解した上で転職することをおすすめします。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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