「病院の複雑な人間関係に疲れた…転職しよう」
「毎日、残業はいやだ。こんな、職場辞めてやる」
こんな風に「転職したい」と考える看護師の中には、自分以外の看護師はどんな時に「転職したい」と思うのか気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、看護師が転職したいと思う時、病院勤務に疲れた看護師におすすめの職場を解説していきます。
転職を考えるみなさんに役立つ情報満載なのでぜひ、参考にしてください。
看護師が「転職したい」と思う時
看護師が「転職したい」と思う時をまとめました。
- 給料が不満
- インシデントを連発した
- 人間関係が悪い
- 夜勤と残業による疲労
- 責任の重たさ
- 結婚や出産などライフスタイルの変化
ここからは、看護師が「転職したい」と思う時について詳しく紹介していきます。
給料が不満
給料が不満で転職を考える方は多いようです。
実際に看護師の求人を調べてみると、月収35万円〜21万円までと月収が高いところと低いところでは10万円〜15万円ほどの幅が見られます。
また、ボーナスも2倍〜5倍の求人が見られ、ボーナスの幅も広いことが分かります。
そのため、同じ看護師免許保持者といえど働く場所で給料は大きく変わることが考えられます。
「月収をあげたい」、「ボーナスをたくさんもらいたい」、「夜勤手当が高いところに行きたい」など給料へ不満がある人は転職を行えば給料を上げることが可能です。
給料に不満な方は、転職を考えてみることをおすすめします。
インシデントを連発した
インシデントを連発し、「看護師向いていないのかも」、「転職しよう」と考える看護師は多いです。
インシデントは、医療ミスの情報を共有することでミスを予防するためのものですが、実際の医療現場では個人のミスの追及の場となっていることも多く辛い思いをされる方も少なくありません。
また、インシデントを起こし実際に患者さんの状態が悪化してしまうと自分を責め精神的に参ってしまう方も多いです。
インシデントを連発してしまうようであれば、確認を行えない、せかされるような職場環境、分からないことを質問できない職場に問題がある可能性があります。
もし、インシデントを連発し辛い場合は転職を検討してみるのもアリなのではないでしょうか?
人間関係が悪い
人間関係が悪い職場で働いていて転職を考える看護師も多いようです。
病院には、お局ナースがいたり、陰口ばかり言う人がいたりと人間関係が悪いところが存在します。
人間関係が悪くなり、困っても助けてもらえなかったり職場で浮いてしまうと「辞めたい」、「もっと自分を認めてもらえる場所で働きたい」という気持ちになるようです。
実際、「転職してみると人間関係が改善され働きやすい」、「無駄なコミュニケーションに気を遣う必要がなくなり楽になった」という看護師は多いです。
最近は、転職サイトを活用すると職場の人間関係について聞くことができます。
また、口コミサイトで病院の職場環境を調べることも可能です。
人間関係に悩んでいるなら、人間関係の良い職場を調べ転職してみてはいかがでしょうか?
夜勤と残業による疲労
夜勤による不規則な生活や毎日の積み重なる残業で疲労し「今の仕事を辞めたい」、「夜勤なしで働けるところに転職したい」、「残業が少ないところで働きたい」と転職を考える方も多いようです。
夜勤勤務は、肌も荒れやすくなり、寝つきが悪くなったり風邪を引きやすくなったりと苦しい思いをされている方も少なくありません。
また、病棟勤務だと緊急入院や患者の対応で残業ばかりとなりプライベートの時間が確保できないと悩む方も多いです。
看護師は、病院だけではなくクリニック、老人保健施設、保育園など様々な場所で働くことが可能です。
そして、働く場を変えれば日勤のみの勤務、残業なしも可能です。
もしも、夜勤と残業で疲れ果ててしまっているようであれば転職を考えてみてはいかがでしょうか?
きっと、自分の体とプライベートを大切にした働き方が可能となりますよ。
責任の重たさ
病院勤務による責任の重たさに疲弊し転職を考える看護師は少なくありません。
なぜなら、病院で勤務していると患者状態の見逃し、吸引が十分にできていなかった、医師への報告が不十分であったなど1つ1つが患者さんの命に直結し1つができていないが故に患者さんの命が危うくなることがあるからです。
そのため、患者さんの命の重み、責任の重たさが辛くなり「他の場所で働きたい」、「急変が無い場所で働きたい」と転職を考える看護師も多いようです。
実際に、慢性期病棟や療養型病棟、クリニックなどでは急変がほとんど無い状態で働くことが可能となります。
もしもあなたが責任の重さで苦しんでいるなら、転職してみるのも1つの手です。
結婚や出産などライフスタイルの変化
結婚や出産などでライフスタイルが変化し、「家族や子どもを大事に働きたい」と考え転職を考える看護師も多いようです。
なぜなら、総合病院で働いていると残業や夜勤が多くなり家族や子どもを大事にしながら働くのは難しいからです。
看護師は多様な働き方が可能ですので、短い時間での勤務、残業なしの働き方が可能です。
「子どもが保育園からかえってくる時間には家にいたい」、「旦那が帰るまでには夕食を作っていたい」など家族を重視した働き方を考えるならパート勤務や残業なし、時短勤務が可能な場所への転職を検討してみることをおすすめします。
「病院勤務に疲れた…」看護師におすすめの職場
「もう、病院勤務は嫌だ」
「病院以外で働きたい」
という疲れ果てた看護師は多いのではないでしょうか?
そこで、「病院勤務に疲れた…」看護師におすすめの職場をまとめました。
- 訪問看護ステーション
- クリニック
- 保育園
- 美容クリニック
- 老人保健施
設
ここからは、「病院勤務に疲れた…」看護師におすすめの職場について詳しく解説していきます。
訪問看護ステーション
訪問看護は、在宅で医療を求める人の家に訪問し看護を行うサービスを指します。
訪問看護では、医師の訪問指示書に基づいてバイタルサイン測定、内服管理、経管栄養などを行います。
家族と利用者本人の1番近くでじっくり関われるのが訪問看護の魅力です。
また、訪問看護は診療報酬が高い傾向にあるので日勤のみで病院の夜勤ありで働いているときなみに稼げるのが特徴です。
訪問件数によってはインセンティブ制度で追加報酬をもらえることも多いので慣れてくるとどんどん稼げます。
「日勤だけで夜勤のみで稼ぎたい」、「利用者さんの1番近くでじっくり利用者さんと関わりたい」と考える方にはおすすめの職場です。
クリニック
クリニックは、看護師が病院以外で働くときの王道の働き方です。
クリニック勤務だと、急変や緊急入院が無いため心穏やかに働けると感じている人が多いです。
また、使う医療技術も採血、ルート確保など基本的なものが多いので看護スキルがある程度あれば働けます。
求人募集の要項が臨床経験3年以上にしているところも多いので経験年数を求められるのがネックですが、臨床経験が3年以上ある、「夜勤なしで働きたい」、「急変がないところで働きたい」という看護師におすすめの職場です。
保育園
病院勤務に疲れた看護師には保育園勤務もおすすめです。
保育園で働く看護師の仕事は、子どもの体調管理、感染予防対策、お母さんの相談にのったりすることです。
医療行為は、ほぼなしなので経験年数が少ない看護師や医療行為に自信が無い看護師でも働くことが可能です。
また、夜勤や残業もほとんどないため「夜勤と残業が無いところで働きたい」、「医療行為が苦手」、「子どもが好き」という方にはおすすめの働き方です。
美容クリニック
病院勤務で疲れた看護師には、美容クリニックがおすすめです。
最近は、美容クリニックも多様化しており脱毛専門クリニック、整形専門クリニック、美容皮膚科など様々な美容クリニックがあり看護師が募集されています。
美容クリニックの看護師の仕事としては、脱毛レーザーの照射、オペ介助、ルート確保、採血、カウンセリングなどです。
美容クリニックは、夜勤なし、残業なしで病院の夜勤以上を稼ぐことができるのが魅力です。
「美容が好き」、「夜勤なしで稼ぎたい」と考える方はぜひ、美容クリニックで働いてみてはいかがでしょうか?
老人保健施設
病院勤務で疲れた看護師には老人保健施設もおすすめです。
老人保健施設の看護師の仕事としては、高齢者の健康管理、軟膏・点眼処置、内服管理、経管栄養投与などが主となります。
老人保健施設では、日勤のみ残業なしで月収30万円以上を稼ぐことが可能です。
また、急変もほとんど起こらず、介護士と看護師の仕事が分業されていることも多いので肉体的な労働が少ない中で働けることも多いです。
「高齢者看護に興味がある」、「夜勤と残業なしで稼ぎたい」、「医療処置に自身がない」という方は老人保健施設で働いてみるのもおすすめです。
まとめ
●看護師が「転職したい」と思うのは、「給料が不満な時」、「インシデントを連発したとき」、「夜勤と残業に疲れたとき」、「責任の重たさが嫌になったとき」、「ライフスタイルが変化したとき」
●病院勤務に疲れた看護師におすすめな職場としては、「訪問看護ステーション」、「クリニック」、「保育園」、「美容クリニック」、「老人保健施設」がある
今回は、看護師が「転職したい」と思う時と病院勤務が疲れた看護師におすすめの職場について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
看護師は、求人が多く転職したいと考えたときに多様な選択肢の中から選んで自由に転職することが可能です。
人生をより良くするためにも「転職したい」と思ったら転職してみるのも1つの手なのではないでしょうか?
この記事が、みなさんのお役に立てるとうれしいです。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!